JAPAN INTERNATIONAL EGGART

代官山エッグアートスタジオの制作風景
       

あだち三和子による馬車の台の制作風景をご紹介致します。(撮影2000年)
2003年5月に開催されたあだち三和子エッグアート展−心揺らす蠱惑の稜線−において『Midnight Story』
として発表された馬車の台車の部分の制作工程をご紹介します。                    

原型の彫刻をします。  

勿論、この最初の作業を始める前に全体の完成図のデザインするのは言うまでもありません。全体のデザインの構想がまとまると部品の細かなデザインをします。作業しながら色々なアイデアが浮かんできたりして新たに盛り込んだりすることもあります。           

原型が完成したらシリコンで部品の型取りをします。


パーツ取り1      

型取りを終了したらその型にスズを流し込みスズが冷えて完全に固まってから取り出します。

  パーツ取り2           

取り出したばかりの部品は上の写真の左のようにかなりいびつです。           

下の写真は取り出した部品の数々です。        

 

 

パーツの整形 1  

取り出したパーツはかなりいびつになっています。無駄なスズを金属用の糸ノコギリでそぎ落とします。(バリ取り)      

  

万力でパーツ(左は前輪の部分です)を固定して慎重に作業を進めていきます。      

パーツの整形 2  

パーツのバリ取りが終わったら更にヤスリがけをしていきます。           

部品の整形が終了したら各パーツを金メッキに出して綺麗に化粧をするのですが、メッキは外注します。
下の写真はまだメッキ前の台ですが組み立ててみましたので御覧下さい。        

 

 

この馬車は完成しました。2003年5月に開催されましたあだち三和子エッグアート展
 −心揺らす蠱惑の稜線ー において 『Midnight Story』という題名で発表されました。